不妊治療をやめて、2ヶ月が経ちました。
「時間が経てば、気持ちもすっぱり切り替わるはず」
そう思っていましたが、実際はそう単純なものではありませんでした。
もう病院の予約に追われることも、薬の時間におびえることもありません。
それでも、ふとした瞬間に、体や心が勝手に反応してしまうことがあります。
この記事では、不妊治療をやめてから2ヶ月経った今の、私の正直な気持ち(体験談)を綴ります。
きれいに整理された答えはありませんが、同じような迷いの中にいる誰かに届けば嬉しいです。
不妊治療をやめて2ヶ月。揺れ動く正直な心境
生理が来ると、やっぱり少し悲しくなる
不妊治療をやめたからといって、生理が来たときの気持ちまで、スイッチを切るように変わるわけではありませんでした。
今は、タイミング法などの治療を行っているわけでもありません。
妊娠を期待して生活しているつもりもありません。
それでも、生理が来ると、条件反射のように胸の奥が少しだけ重くなります。
「もう期待していなかったはずなのに、どうしてだろう」
そう自問自答してしまいますが、頭では納得していても、体のほうが先に反応してしまうのでしょう。
排卵日が近づくと、つい“ワンチャン”を考えてしまう
長年の習慣とは恐ろしいもので、治療をやめた今でも、排卵日が近づくとふと気になってしまうことがあります。
本気で妊娠を狙っているわけではありませんし、基礎体温を毎日測っているわけでもありません。
それでも、
「もしかしたら」
「自然妊娠の可能性(ワンチャン)があるかもしれない」
そんな考えが、どうしても頭をよぎります。
治療をやめたはずなのに、完全に妊活脳から切り替えられていない自分に、少し戸惑うこともあります。
長年の習慣で「あ、今頃だな」と体が覚えてしまっているのです。
スマホのアプリを開かなくても日付だけで分かってしまう自分に、苦笑いしてしまいます。
治療をやめてよかったこと・穏やかな時間
寂しさがある一方で、「治療をやめてよかった」と感じる穏やかな時間も確実に増えました。
「子どもがいない生活、正直ちょっと楽だな」と思う瞬間
治療をやめてから、ふとしたときに「今の生活、楽だな」と心から感じる瞬間があります。
子どもがいないからこそ、自分の予定を優先できる。
体調が優れない日は、誰にも気兼ねせず泥のように眠れる。
その日の気分や体調に合わせて、生活のペースを自分で決められる自由。
そう思うことに、最初は「諦めたようでいけないこと」のような罪悪感もありました。
それでも、この身軽さは今の私の救いであり、正直な気持ちです。
金銭的な不安がなくなったことは大きかった
不妊治療をやめてから、精神的に楽になった大きな理由のひとつに、お金の心配がなくなったことがあります。
治療をしていた頃は、
「次の通院でいくらかかるのか」
「この先、貯金をどれくらい切り崩すのか」
出口の見えないトンネルの中で、常にお金の不安を抱えていました。
今は、そうしたプレッシャーが一切ありません。
浮いたお金で美味しいランチを食べたり、少し先の旅行の計画を立てたりできる。
妊娠した時のことを心配せずにライブ遠征の予定を気兼ねなく入れることができます。
この安心感は、思っていた以上に生活の質を上げてくれました。
「今、幸せだな」と思える時間が確かにある
治療をやめたからといって、毎日がキラキラと前向きになったわけではありません。
それでも、ふとした瞬間に「今、幸せだな」と感じることがあります。
夫との何気ない会話や、通院スケジュールに追われない休日。
「妊娠すること」がすべてだった思考から少し距離ができ、目の前にある時間を大切にできるようになりました。
「後悔」ではなく「大切だった証拠」として
悲しくなるのは、過去を否定しているわけではない
生理が来て悲しくなったり、排卵日が近づくと気持ちがざわついたりするたびに、
「やっぱりやめなければよかったのかな」
と、後悔のような感情が顔を出すことがあります。
でも、それは本当の意味での後悔とは少し違う気がします。
あの時間が、私にとって本当に必死だったからこそ、今でも心が反応してしまう。それは「一生懸命生きた証拠」なのだと思っています。
まとめ:揺れながらでも、自分で選んだ道を歩く
不妊治療をやめて2ヶ月。
今の私の気持ちは、寂しさと、解放感と、穏やかさが混ざり合っています。
「完全にスッキリしました!」とは言えませんが、それでいいのだと自分を許せるようにはなってきました。
もし、同じように揺れている方がいたら、それはあなたが頑張ってきた証拠です。
無理に答えを出そうとせず、今の「楽だな」と思える瞬間を大切にしていきましょう。

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