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【採卵周期ガイド】薬剤比較・OHSS対策・仕事と両立するコツ

採卵周期は、不妊治療の中でも最も体力・気力・時間・お金を使うフェーズです。「今回こそ結果を出したい」という気持ちが強い一方で、

  • 結果が出なかったらどうしようという不安
  • 注射や採卵による 身体的負担(痛み・OHSS)
  • 仕事や家事との両立が難しいという 時間的ストレス

この3つに、多くの人が押しつぶされそうになります。

私は採卵10回以上、AMH 1.25という低めの数値で、薬剤の変更やOHSS寸前の激痛を経験しました。その中で得た知見をもとに、この記事では、

  • 刺激薬剤の効果と副作用のリアル比較
  • 採卵時の痛みをどう乗り越えるか
  • OHSSを自宅で悪化させない方法
  • 仕事や家事と治療を両立するための現実的な工夫

を解説します。正しい知識とリアルな体験が合わさることで、採卵周期を少しでも前向きに乗り越えられるようにしています。

目次

採卵結果を劇的に変える刺激薬剤の比較

採卵薬剤比較

薬剤変更で採卵数が5倍以上に

  • フォリスチム周期:採卵数3個
  • レコベル周期:採卵数17個

という5倍以上の差を経験しました。

刺激薬剤の副作用と費用の違い

採卵周期では「費用が高いのはどっち?」「副作用は強い?」という悩みが多くあります。私の経験から、フォリスチムとレコベルの違いをまとめます。

費用の違い

フォリスチム:初回ペン代約2万円+カートリッジ代。投与量が増えると費用も増加。

レコベル:ペン代不要。投与量が自動調整され無駄打ちが少ないが1本あたりは高価。

副作用の違い

フォリスチム:お腹の張りは軽め、動けないほどの痛みは少ない。

レコベル:採卵数は多く採れるが、お腹の張りや卵巣痛が強くOHSS気味になりやすい。

どちらが向いているかは目的により変わります。副作用を抑えたい場合はフォリスチム、採卵数を増やしたい場合はレコベルがおすすめです。

これらの薬剤を含む不妊治療の方針は、日本生殖医学会が策定した「生殖医療ガイドライン」に基づいています。このガイドラインは、2022年4月からの不妊治療の保険適用拡大の基盤ともなっており、日本の標準的な治療法を示すものです。

採卵時の痛みと回復:麻酔あり vs. なし

採卵術麻酔比較

麻酔なし採卵の現実

麻酔なし採卵は針を刺す瞬間や卵胞液吸引時に鋭い痛みが走ります。子宮内フローラ検査の痛みに近く、体を強張らせないと耐えられない瞬間があります。

メリット:処置後すぐに動ける、当日運転可能、麻酔代不要。

デメリット:痛みに弱い人にはハード、採卵数が多いと時間が長くなる。

麻酔あり採卵のメリット・デメリット

麻酔ありでは採卵中の痛みはゼロ。ぐっすり眠っている間に終了し、精神的負担も少ないです。

デメリットは、採卵前14時間の飲食禁止、処置後の安静、当日運転不可などです。

採卵方法の選び方

採卵方法選択フローチャート

麻酔ありは初めての採卵や採卵数が多い人、痛みに弱い人におすすめ。麻酔なしは採卵数が少なめで痛みに強い人、当日運転が必要な人に向いています。

日本産婦人科医会の資料には「採卵は苦痛やリスクを伴い」という記述があり、この処置が患者にとって身体的な負担となりうることが示されています。

そのため、麻酔の有無を選択できる医療機関が多く、それぞれのメリット・デメリットについての説明は、医療現場で一般的に行われるインフォームド・コンセントの一環と言えます。

OHSSの予防と自宅療養術

OHSS回避策

AMHが低くても油断禁物

OHSSは高AMHだけでなく低AMHでも発症します。私もAMH1.25でOHSS予備軍と診断され、強い下腹部痛を経験しました。

入院回避のための3つの鉄則

水分補給:1時間にコップ1杯のスポーツドリンクで血栓予防。
少しだけ動く:寝たきりは逆効果。家の中をゆっくり歩く。
尿チェック:尿量が極端に減ったらすぐクリニックへ連絡。

厚生労働省の「重篤副作用疾患別対応マニュアル」では、「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)」が独立した項目として取り上げられています。

その中で、hCG製剤投与後に起こりやすいこと、症状(腹水貯留、血液濃縮など)、重症度の分類、管理方法などが詳細に解説されています。

採卵前からできる予防策

高タンパク・減塩の食事で血液中の水分を保つ
体質を過信せず医師に不安を伝える

採卵周期の仕事と費用サバイバルガイド

採卵スケジュール

採卵周期は仕事にどれくらい影響する?

採卵周期は通院回数が増え、体調の波が出やすく仕事の調整が必要ですが、朝一や時差出勤を利用すれば十分両立可能です。

採卵周期のリアルなスケジュール

Day1〜5:生理開始〜刺激開始(通院1回、仕事影響少)
Day6〜12:卵胞チェック増(3〜5回、朝一通院か時差出勤)
Day13〜:採卵日(麻酔あり、休み推奨)

仕事を休むべきタイミング

採卵日と採卵翌日の体調不良時、卵巣痛がある場合は休む。卵胞チェックや注射は休まなくてもOKなことが多いです。

職場への伝え方とバレずに乗り切るコツ

言いたくない場合は「婦人科の定期検査」「持病の定期検査」と伝えましょう。朝一通院や時差出勤で調整し、採卵週は残業を避けるようにしています。

言いたくない時の無難な理由例

  • 「毎年受けている検査があって、数回だけ通院が必要で…」
  • 「婦人科の検査が続く時期で、朝だけ病院に寄りたいです」
  • 「持病の定期検査があり、数回だけ調整させてください」

乗り切るポイント

  • 朝一の通院枠を使う
  • 月経日を予測し、予定を入れすぎない
  • 仕事は前倒しで片付ける
  • 採卵週はできるだけ残業を避ける

採卵にかかる費用の目安

採卵1回あたりの費用はクリニックによって大きく変わりますが、一般的な幅は以下の通りです。

※保険適用の有無、刺激方法によって大きく変動

項目費用目安
採卵(麻酔込み)10〜25万円
受精方法(顕微授精含む)5〜15万円
培養・凍結費用5〜15万円
おおよその総額20〜40万円

費用を節約する方法

医療費控除を必ず使う

年間10万円以上なら、確定申告で戻る可能性が高いです。

助成制度を確認

自治体ごとに以下が異なります:

  • 所得制限
  • 助成額
  • 対象になる治療の種類

刺激方法で費用が変わる

  • 低刺激 → 安いが採卵数は少なめ
  • 高刺激 → 高額だが数が採れる可能性

凍結本数を医師に相談

不必要な凍結を減らすことで数万円変わる場合も。

まとめ:仕事と採卵は両立できる

採卵周期は体調や通院で大変ですが、前もってスケジュール管理と仕事調整を行えば十分両立可能です。ポイントは、採卵日だけ休む、朝一通院と時差出勤を活用、医療費控除・助成制度を活用することです。

身体を労りながら「完璧を目指さない」柔軟さを持つことで、長期的に治療を続けやすくなります。

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